躁鬱の症状に気付いたら【まずはセルフチェック】

ナース

ここが要点、気分障害

病院

治療上の注意点はここ

躁鬱病は躁状態と鬱状態を交互に繰り返す疾患です。この二つの症状は均等に現れるのではなく、患者によって症状の出現期間には個別性があります。鬱状態が多く躁状態はほとんどない患者や、逆に躁状態が多く鬱状態があまりない患者もいます。躁鬱病の診断は、医師による問診が中心になります。この疾患は症状がコロコロと変化する疾患です。そのため医師はすぐには確定診断をせず、時間をかけて患者と接し、注意深く症状を観察したうえで確定診断を行います。医師がチェックする点としては、躁状態と鬱状態の長さや出現のパターンなどで、これによって治療薬の内容や、通院のペースも決まってきます。躁鬱病は患者が自分が病気であると認識しているかが非常に重要なチェックポイントになります。躁鬱病は気分障害という気分の病気です。人間は自分の気分を客観的に把握することが非常に難しい生き物です。鬱症状が出ているときなどは顕著で、鬱症状が出ているにもかかわらず、自分はただ疲れているだけと判断する場合が多いです。このようにならないためには、定期的なメンタルヘルスケアを企業などが行う必要があります。近年では様々な企業が従業員に対して精神疾患への予防的な取り組みを行っています。

工夫して対処しよう

躁鬱病では、患者が気分の変動を自覚できるようになることが、治療上とても大切になります。そのためには患者が自身の気分を常に気にかけているかという点を常にチェックする必要があります。この点で非常に有効な方法に、自分のその日の気分を日記に書いて、日々チェックしていく方法があります。患者は日記の中で、今日が鬱状態なのか躁状態なのかどちらでもないのかを記入します。同時にその時気づいたことなども記録しておくと、後で読み直すときに有効です。書いた内容は、医師や看護師と共有することで、自分の気分への判断が適切であったかをフィードバックできます。この治療方法は入院時にもできますし、自宅でも家族に協力してもらって可能です。躁鬱病の治療では、薬への理解も重要になります。症状が鬱症状と躁症状で交互に発生するため、治療薬の種類も増加します。薬は症状が出たときに内服する屯用のものもあり、時に混乱してしまうことがあります。高齢の方では覚えきれないことも十分に考えらえます。そこで薬の袋を躁状態の時に使うものと鬱状態の時に使うもので、分けて管理することがあります。袋を色分けしておけば、老眼などがあっても、薬を見間違うことも少なく症状に合った内服が可能になります。